月別アーカイブ: 2013年6月

Apps for Office セミナーで登壇してきました


Excelのダッシュボードツール化 from Hirotada Watanabe

Apps for Officeは、Officeクライアント(Word, Excel, PowerPoint, Outlook等)の中で動くWebアプリケーションのことで、Office用APIを介して、ドキュメントのデータにアクセスできます。つまり、Webシステム側とExcelドキュメント側のデータの相互運用が可能となる仕組みです。これまでも、Excelは外部データの取り込みが可能でした。しかし、Webアプリケーションがそのまま動く仕組みは今回のApps for Officeがはじめてです。

また、エンドユーザに近いところにあるツールはとても重要で、このツールでできることが中小企業はもとよりExcel「データベース」の依存率の高い零細企業にとって重要になります。それは、データの蓄積とドキュメント化を分離できるようになり、データの共有が進み、集計による経営情報の視覚化が可能になることを示します。

今回デモでは、マーケティング情報の参照をイメージした、Excelのピボットテーブルのデモを行いました。ピボットテーブルで集計する対象のデータをApps for Office経由で取得しようとするものです。また、データの取得にはパラメータが必要です。そのパラメータは表として定義します。つまり、Apps for Officeの役割は主に以下の3つです。

  1. Excelのシート上のデータを読み取る(パラメータ用)
  2. Webサービスへ問い合わせる(データ取得)
  3. 取得したデータをExcelシート上へ出力する(ピボット集計の元データ)

これらを開発するために、以下の構成としています。

  1. Webサービス側はWindows Azure Web Sitesにてホスト。ASP.NET Web APIを使用してAPIを実装。DBはSQL Databaseを使用。
  2. Apps for Office アプリケーションは上記Web Sitesにホスト。
  3. アプリケーションのマニフェストファイルは、オンプレミスのファイルサーバ上に配備し、UCNにてアクセス可能とした。
  4. Excelのセキュリティ設定で、UCNパスを信頼するパスに追加。

今回のデモでは、マーケットプレイスに置いたわけでもなく、SharePointに置いたわけでもありません。企業用のApps for Office配備モデルの1つである、ファイルサーバへ置きました。

さて、下のキャプチャは、Excelのデモアプリを稼働させる前に、元データの説明に使ったアプリケーションです。これは私が今開発しているサービスの画面の一部です。青いピンから周囲 500m の範囲にあるロケーション情報を参照しています。Excel上には、このように検索されるロケーション情報をダウンロードし、場所によって異なる「人気度」を集計するデモを行いました。
青いピンから半径500mのロケーション情報

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