先日行われた、Apps for Office 勉強会 第1回に登壇してきました。生意気にも喋ってきたわけですが、そこで喋った内容がコレ。新しいOfficeの新しい開発モデルである「Apps for Office」におけるサーバサイドです。
Apps for Officeは、Officeアプリケーション(Excelなど)の画面内にホストされるHTML+JavaScriptで書かれたアプリケーションです。Office専用のランタイム上で稼働し、JavaScript APIを通じてOfficeドキュメントと相互運用を行います。また、Apps for Officeから外部のネットワークにアクセス可能なため、Web上に転がっている数多のAPIと通信でき、つまり、Officeアプリケーションを、WebサービスのクライアントUIとすることができます。
従来、Officeドキュメントはドキュメントだったわけで、例えば、請求書をExcelブックで作成したとすると、請求書を発行するたびにExcelブックをコピーして作成していたわけです。そして、請求情報はExcelブック中にしかなく、さらに、担当者のPCにしかなかったりするのです。Excelでレイアウトし、印刷することを優先した結果です。
これが、Apps for Officeでどう改善できるかというと、請求データはサーバに、Excelブックは単なるレポートのレイアウトだけになり、請求書のフォーマットだけを保存したたった1つのファイルとなります。Apps for Officeを介してサーバからデータをロードし、Excelのセル上の所定の位置に顧客名や数値を表示させることができるのです。これによって、データの集約化と、Excelによる柔軟な印刷が可能となります。(もう、Webページの右上の「PDFでダウンロード」ボタンを押下しなくてもいいのです!)
その上で、サーバサイドをどう簡単に開発していくか、その構成はオンプレミスとクラウドでどう違うのかなど、Officeファイルがどう利用されるのか、そのシナリオを考えてみました。
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